My story ~私とバリアフリーアクセサリー®️~

私は小さな頃からちまちまとモノを作るのが好きでした。


祖父母と見ていた時代劇や幼い頃から着物に触れていたことで着物に馴染みがあり、母の勧めもあっていつしか和裁士を志すようになっていました。

(↑幼い頃の私)

しかし双極性障害の鬱状態(当時は鬱病と診断されました。)になり1度退くことになりました。
しばらくして復帰しようと考えていた頃に線維筋痛症を発症。

全身の骨が割れていると思う程身体が痛く、疲れやすくなる病気なのですが、家族や主治医以外の医師からも「怠け病」と言われ、「こんなに辛いのに…どうしてこんな思いをしてまで生きなければならないのだろう」と生きていて全く楽しくありませんでした。

また一生治らない病気と言われており、あまりの激痛に針すら持てないことに絶望して、「もう二度と出来ないんだ」と道具もほとんど捨ててしまいました。

それでもハンドメイドが大好きで、インターネットや雑誌で色々なハンドメイドを見ては「いいなぁ…作ってみたいな」「でもどうせ私には無理だろうな…」と陰で沢山泣きました。
(↑自分で仕立てた浴衣)


そんな時に夫の勤め先が倒産、義父が亡くなり、夫が胃がんを発症するなどと悪いことがたて続きに起こりました。

家族を支えるため「出来ない」と泣き言は言っていられませんでした。
もしも、があっても3人の子供を育てられるように、働きながら通信大学に通い、沢山資格を取りました。

すごくハードな2年間を続けた時に、「これだけ出来たなら何だって出来るだろう。大好きなハンドメイドだって出来るだろう」とふと思い、興味があったハンドメイドを始めてみました。

どれも思いのほか簡単に出来ることに「出来ないって思ってたのは自分なんだ」と気づきましたが、「自信」には繋がりませんでした。
闘病仲間をハンドメイドに誘って「あんただから出来る」「お前と私を一緒にするな。それは自己満足や」と言われたこともあり、1歩がなかなか踏み出せなかったのです。


そんなときにココライフさん(障がい者向けの冊子)に「バリアフリーアクセサリー®️」の文字を見つけて、「片手で作れるってどういうこと?」という興味や「これなら誰だってできるかも」という期待から始めることにしました。

講座はすごく楽しくて、優しくて素敵な仲間たちと一緒にやっていくうちに少しづつ自分の自身を取り戻していきました。

夫からも「生きていて楽しい?」と心配されていた私が、少しづつ心から笑えるようになってきました。

これまでは「どうせ自分なんて…」と何もしてこなかったのですが、今では和裁で培った技術を活かして藍染を使ったバリアフリーアクセサリー®️を作成しています。
バリアフリーアクセサリー®️を通して、私のように自信を無くしてしまった方、生きづらいと感じている方が、楽しみや喜びを見つけて笑顔になれるお手伝いをするのが私の夢です。


どうか絶望しないでください。
夢を諦めないでください。
一緒に叶えましょう!

Aqua blue

Viel spaβ! 障害や病気があっても、オシャレややりたいことを沢山楽しもう!

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